労災保険にはどうやった入れますか?
確かにそうですよね。労災専門の事務処理を毎日行っていると、加入に関しては周知されているものだと思ってしまいます。ここでは一人親方の労災保険の入り方を簡単にご説明いたします。

料金の支払い方法を考えましょう

労災保険に加入する前にまずは、自分にあった支払い方法を決めておきましょう。えっ?と思うかもしれませんが、簡単に言うと「支払い方法」でお申込み方法は決まるんです。
お申込みは、あくまでも「加入します」という意思を団体へ伝えることだけなんです。ですから、皆様の個人情報をある程度いただきますが(労災加入手続き申請に必要)料金のお支払いが無いと、お申込みをいただいても加入申請手続きには入れません。西日本労災一人親方部会でも同じく、お申込みが入ると「労災加入手続き」の事務処理に入る準備をするだけなんですね。

支払い方法は団体によって違う

料金の支払い方法も、事務手続きを行う団体によって様々です。
西日本労災では、以下の支払い方法が選択できるようになっています。

  • キャッシュレス(カード)決済の月々払い
  • キャッシュレス(カード)決済の年度一括払い
  • 銀行・ATM振込年度一括払い
  • 現行・ATM振込短期払い

現金をお持ちで、銀行やコンビニATMなどで振り込みをするか、キャッシュレス(クレジットカード)で決済するか。
そして、月払いがいいか年度の料金を一回で済ませるのがいいのか?
これも、個人によって考え方は様々ですから、自分に合った支払い方法を決めておきましょう。

月払いか年度一括払いかを決める

先に、日本政府が言う「年と月」の考え方を簡単に説明します。
年とは、毎年の4月1日から3月31日を「一年間」と言います。これを年と言わずに「年度」と言います。1月1日から12月31日までを「年間」と言いますが、4月1日から3月31日までを「年度」というわけです。
2019年は「2019年1月1日~2019年12月31日まで」
2019年は「2019年4月1日~2020年3月31日まで」
このようになります。
当団体では、月払いをキャッシュレスのみで取り扱っていますので、加入する月度は全く関係ありません。
年度加入は、加入する月によって料金が違います。その理由として、先ほど説明したように「年度」で計算するからです。労災保険の有効期限は「年度」で考えるため、毎年の3月31日で一度保険が切れてしまいます。そのため計算は以下のようになります。
4月度加入は「4月度から翌年の3月度」12カ月分の料金
5月度加入は「5月度から翌年の3月度」11カ月分の料金
6月度加入は「6月度から翌年の3月度」10カ月分の料金
7月度加入は「7月度から翌年の3月度」9カ月分の料金
8月度加入は「8月度から翌年の3月度」8カ月分の料金
9月度加入は「4月度から翌年の3月度」7カ月分の料金
10月度加入は「5月度から翌年の3月度」6カ月分の料金
11月度加入は「6月度から翌年の3月度」5カ月分の料金
12月度加入は「7月度から翌年の3月度」4カ月分の料金
1月度加入は「8月度から翌年の3月度」3カ月分の料金
2月度加入は「7月度から翌年の3月度」2カ月分の料金
3月度加入は「8月度から翌年の3月度」1カ月分の料金

ですから、年度一括支払いの方は加入月度で料金が変わるわけです。
※キャッシュレスの方は、毎年の更新作業はありません。自動更新となります。
※銀行・ATM振込の方は、毎年の更新作業が必要です。

お申込み方法を決める

お申込み方法も団体によって様々です。
西日本労災一人親方部会では、下記の方法でお申込みを選択できます。

  • ネットからお申込みをする
  • お申込み書をダウンロードして記入しFAXをする
  • すべてFAXのやり取りで行う
  • 電話でお申込みをする

◆ネットからお申込み
 ホームページで「お申込みボタン」をクリックすると「お申込みフォーム」へ移行します。そこで必要事項を記入し送信して完了。双方に「お申込み内容」が残りますので、一番確実で安全な方法です。

◆FAXでお申込み
 FAXでは「お申込み用の書類」をやり取りします。双方に「お申込み内容」は残りますが、FAX番号を間違えないように注意が必要です。また、若干のタイラグが発生します。

◆電話でお申込み
 電話で聞き取りをしながらこちらでお申込みをデータ化していきます。聞き取り間違えが発生しないように何度もお聞きしてしまうことがありますがご了承ください。

※お申込みには身分証明書が必要です。電話の方はFAXか郵送で身分証明書を送る必要があります。FAXのやり取りでは、身分証明書を添付する場所があります。ネットでは、スマホ等のカメラ機能を使って運転免許証をお撮りください。そのままお申込みフォームへ添付して送信できるようになっています。

料金の支払いをする

最後に料金のお支払いで完了です。
お支払いに関しては、先に述べたようにお支払い方法でお申込み方法が変わりますので、自分で決めたお支払い方法で料金を支払います。
キャッシュレスの方は、カード決済ですのですぐに確認が取れます。
銀行・ATMの方は、お振込みを頂くと、こちらにお振込み完了メールが届きますのでご安心ください。

加入証明書が到着して加入は終了

加入証明の仕方も、加入団体によって様々です。
当団体では、政府電子認証システムを使用して手続きをしています。
ですので、お申込み+お支払いが確認でき次第、加入手続きを行いますので、お申込み当日に「メール」で労働保険番号・整理番号・有効期限・被保険者をお送りし、翌日から本加入となります。
FAXで送信指定された方には、FAXで労働保険加入証明書をお送りします。
原本は「郵送」となりますので、お申込みで登録された住所へ郵送いたします。
郵便事情で変わりますが、お申込みされた日から2・3日中にお手元へ届きます。

まとめ

いかがでしたか?
何年か前では、加入するにも大変でしたが、今やネットやFAXでやり取りができる時代です。
最後にもう一度お申込みの流れを確認してみてくださいね。
また、労災保険に加入するには、承認団体でのみ可能です。労働局や労働基準監督署では加入手続きは行っていませんのでご注意ください。

  1. 料金の支払い方で申し込み方法は変る
  2. ネットかFAXか電話で申し込み
  3. 支払いをして終了

労働保険加入証明書が届きます。