いつも西日本労災一人親方部会をご利用いただき、誠にありがとうございます。

西日本労災一人親方部会では、経済産業省の指導における決済代行会社の指定により
「3Dセキュア」という新しい仕組みを導入することを検討しています。
会員様において今以上、より安全にインターネットでのカード決済をおこなうための取り組みです。
では、3Dセキュア(スリー・ディー・セキュア)ってなに?
ということで、簡単にご説明いたします。

3Dセキュアってなに?

3Dセキュアとは、インターネットで「クレジットカード決済」をする際に、「ご本人様であることを確認するための追加の認証」を行う仕組みです。

例えば、インターネットでカード決済する時には「カード番号・カード名義・有効期限・セキュリティ番号」を入力しますが、万が一クレジットカードや、カード情報が盗難されてしまったとき、第三者がそれら情報を不正に使用して、決済してしまう可能性があります。

そんな時でも、ご自分のスマホやメールに「決済しようとしています。よろしいですか?」など
クレジットカード会社から決済前に連絡がきて、問題なければパスワードや認証コードを入力するという仕組みです。
お店でクレジットカードを使う時は、暗証番号を入力しますよね?
3Dセキュアは、これと似たようなもので、ネットショッピング版の暗証番号のようなものだと考えてください。

なぜ3Dセキュアが必要なの?

最近、インターネットでクレジットカード情報を盗まれて、悪用される事件が増えています。
※日本クレジット協会によると、令和5年のクレジットカード不正利用被害額は過去最高の540.9億円にものぼります。


みなさんがよく耳にするのは、フィッシング詐欺などではないでしょうか。


偽物メール(googleやアマゾン、銀行など偽物のメール)を送ってきて、URLをクリックさせ、個人情報やカード情報を取得されて不正な買い物をする手口です。

3Dセキュアを導入することで、万が一お客様のクレジットカード情報が盗まれてしまっても、
ご本人様しか知らないパスワードや認証コードを入力しないと決済ができないため、
これらの不正利用を未然に防ぐことができます。

3Dセキュアを導入すると、どんないいことがあるの?

インターネットで買い物をする際、カード決済時に決済の可否の連絡がカード会社から来ますので、
身に覚えのない買い物のカード決済を未然に防ぐことが可能になります。

  • 安心・安全なネットショッピング:不正利用の心配が減り、安心してお買い物を楽しめます。
  • もしもの時の被害を軽減:万が一、情報が漏れても、不正利用される可能性を低くすることができます。
  • クレジットカード会社の信頼性向上:3Dセキュアに対応していることで、クレジットカード会社への信頼性も高まります。

デメリットは?

デメリットとしては、決済の手間が一つ増えるということでしょう。

今までは、カードの情報を入力して「決済ボタン」をクリックするだけでカード決済が完了しましたが、3Dセキュアが導入されると、決済前にカード会社から、メールからSMSでご自分のスマホかパソコンに案内が届きます。
問題なければ、決済用の暗証番号かSMSで「ワンタイムパスワード」が届きますので、番号を入力。
最後に「認証」して決済が終了。という流れになります。

つまり、安全な決済を補償するための手間が一つふえることになります。

3Dセキュアの仕組み

3Dセキュア導入後の、西日本労災一人親方部会でのカード決済の流れの一例をご説明します。
※カード会社によっては異なる場合がございます。詳しくはご利用のガード会社のホームページ等をご覧ください。

  1. 当会で労災保険の申し込みをし、お支払い方法にクレジットカードを選択します。
  2. クレジットカード情報を入力し、決済ボタンを押します。
  3. 3Dセキュアの画面が表示され、パスワードや認証コードの入力を求められます。
  4. カード会社から決済前の案内(ワンタイムパスワードや認証番号)が届きます。
  5. カード会社から来た番号を、3Dセキュアの画面で入力し、本人確認が完了すると、決済が完了します。

3Dセキュアの設定方法

3Dセキュアをご利用いただくには、事前にクレジットカード会社で設定が必要です。
※クレジットカード会社によって設定方法が異なる場合がございます

  1. ご利用のクレジットカード会社のウェブサイトへアクセスします。
  2. 3Dセキュア(または本人認証サービス)の登録ページを探します。
  3. 画面の指示に従い、本人確認を行い、パスワードを設定します。

※ 設定方法についてご不明な場合は、ご利用のクレジットカード会社へお問い合わせください。

ご注意

クレジットやデビットカードを利用するためには、下記の事項を必ず守ってください。

パスワードは絶対に他人に教えないこと

大前提ですが、パスワードは絶対に他人に教えないでください。
仮にあなたが信用がおける人だと思っていても、絶対に教えてはいけません

これは自分を守るだけでなく、相手との信頼関係を崩さないためにも、
カード情報や暗証番号は教えないことは基本中の基本です。

代理でカード番号を入力してもらう状況でも
パスワードは自分で打つ、 もしくは速やかに変更しましょう。

ほかにも口頭で聞くようなところがあったら、そこは要注意です。
誰が聞いているかわかりません。

フィッシング詐欺には要注意

冒頭でも述べましたが、近年のフィッシング詐欺はとても巧妙です。
慣れている人でも気づきにくいようにどんどん見分けがつきにくくなっています。

「配達を頼んでないのに不在届のメールが届いた」
「何も買ってないのに決済失敗メールが届いた」
「持っていないクレジットカードの有効期限更新メールが届いた」

これらはフィッシング詐欺の予兆です。
他にも悪質な業者は様々な文言でだまそうとしてきますが、
まずは

本文の日本語に違和感がないか
メール送信元のメールアドレスが変ではないか

あたりからチェックしてみてください。

認証コード / パスワードの入力間違いには気を付ける

認証コードや3Dセキュア登録時のパスワードを間違えると言う事は、
あなた自身が不正利用者であるとみなされてしまうことになります。

たいていの場合、1度間違えただけでカードが止まる / 不正利用判定される
事はありませんが、パスワードを忘れてしまいがちな方は注意しましょう

3Dセキュアに対応しているカード会社

3Dセキュアに対応しているクレジットカード会社は、非常に多くあります。

主な国際ブランド

  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • Diners Club

これらの国際ブランドのクレジットカードであれば
ほとんどの場合、3Dセキュア(各社によって名称が異なります)に対応しています。

日本の主なクレジットカード会社

  • 三井住友カード
  • 三菱UFJニコス
  • JCB
  • セゾンカード
  • イオンカード
  • 楽天カード
  • オリコカード
  • エポスカード

上記以外にも、多くのクレジットカード会社が3Dセキュアに対応しています。

確認方法

  • クレジットカード会社のウェブサイトで確認する
  • クレジットカードの裏面に記載されている電話番号に問い合わせる

注意点

  • 一部のクレジットカードや、一部のカード会社では、3Dセキュアに対応していない場合があります。
  • 3Dセキュアの名称は、クレジットカード会社によって異なります。
    Visaカードは、Visa Secure
    Mastercardは、Mastercard Identity CheckやJ/Secureなど

より詳しい情報は、ご利用のクレジットカード会社のウェブサイトをご確認いただくか、カード会社に直接お問い合わせください。
※当だ団体にお問い合わせをいただきましても、お答えすることはできません。ご自身のクレジットカード会社をお確かめください

まとめ

3Dセキュアは、カード決済を利用するすべてのお客様に安全にネットショッピングを楽しんでいただくための大切な仕組みです。

まだ設定がお済みでない方は、ぜひこの機会に設定をご検討ください。

ご不明な点がございましたら、お手持ちのクレジットカード裏面に記載されている「サポートセンター」へお問い合わせください。

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