こんにちは!西日本労災一人親方部会です。

日々のお勤めお疲れ様です。

今回は、前回に続き、熱中症についてですが、皆さんの職場では、どんな対策が行われいていますか。

また、個人的には、どんな対策をして、現場に向かっていますか。

実は職場での熱中症により毎年約20人が亡くなり、約600人が4日以上仕事を休んでいます。

死亡するのは最悪の事態としても、4日以上お仕事を休むのは、かなりの痛手ではないでしょうか。

やはり健康が一番大切!という事で、今回は「熱中症の対策編」をお届けします。

厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署からのお知らせでは…

時期に応じた対策をするように通達しています。

今は7月ですので、

□暑さ指数の低減効果を再確認し、必要に応じ対策を追加

□暑さ指数に応じた作業の中断等を徹底

□水分、塩分を積極的に取らせ、その確認を徹底

□作業開始前の健康状態の確認を徹底、巡視頻度を増加

□熱中症のリスクが高まっていることを含め教育を実施

□体調不良の者に異常を認めたときは、躊躇することなく救急隊を要請

現場の対策

現場では、国や各会社のガイドラインに沿った熱中症対策が取られているはずです。

例えば、管理者や労働者に対する、熱中症対策の教育や、安全な休憩場所の確保(冷房が効いた部屋、風通しのいい日陰、散水設備等)などです。

自分の身は自分で守る!グッズ紹介

とはいえ、最終的には自分の心がけや判断は、自己管理においてとても大切な事です。
もし熱中症になったら、何日間か仕事を休まなければなりません。
そうならないためにも、熱中症にならない行動をとるのは大切です。

ところが、今は、精神論だけで防げるような甘い暑さではなりませんよね。
やはり、グッズの助けを借りて、自分の健康を維持することは必要かと思います。

1・ファン付きウエア

体内から出る汗を、風で蒸発させて、その気化熱で「涼しさ」を感じさせ、体温を下げるウエア。

もうスタンダード言っても過言ではありません。
年々、ファンやバッテリーの性能が良くなっているので、初期型を使っている人はそろそろ買い替えても損はないかもしれません。

2・水冷ベスト

この記事を書いていて、今日一これいいな!と思ったグッズです^^

凍ったペットボトルを背中に入れて、ベストの中に仕込んである水にを冷やしながら循環させるので、炎天下にいるときの体温調整にはとてもいいのではないでしょうか。

しかもこちら、空気は入れないので、膨らまないし、ファンが無いので音もないんです。

重ね着が必要な職種の方には、とてもいいのではないでしょうか。

3・ひんやり作業服

こちらは、濡らして使うバージョンのひんやり服です。
3~5分水に浸して、軽く絞って着用します。
値段も安価なので、手に取りやすいと思います。

多少濡れても大丈夫という方や、現場で、ベストを濡らすことができる方はとてもいいですね。

空調服と併用したら、さらに涼しくなりそうです♪

3.首掛け扇風機 ネッククーラー

冷却プレート付きの首掛け扇風機です。
熱中症は、首から上の温度が著しく上がります。
ですので首の当たりを冷やすと、とても楽になるんです。

現場で、使用が差し支えなければ、おすすめのアイテムです。

4・ヘルメットファン

こちらは、送風機付きのヘルメット。
熱中症になると、頭部がとても暑くなります。
ですから、頭部の温度を低く保つことも、熱中症御対策といえますね。

のぼせやすい人や、体温が高めの人には特におすすめです。

食事で元気に!熱中症対策に良い食べ物

仕事中は…

スポーツドリンクや、熱中症対策飴などがお勧めですが、意外と糖分も高いもの。
昔から言われている、梅干しやお味噌などを工夫して取ってみてはいかがでしょうか。

普段の食事は…

とにかく朝ご飯は食べましょう。
その時の水分摂取も忘れずに…現場に入る前までに少なくとも500ml以上のお水は飲んでおきたいものですね。

豚肉とニンニクの組み合わせや、薬味(ネギやショウガ、ニンニク、みょうが、大葉、ゴマなど)たっぷりのお料理もおすすめです。

逆にいつも同じものを食べたり、ラーメンやソバなどの麺類ばかりの「ばかり食い」は栄養バランスを崩して、体力を失う結果になってしまいまいますので、気を付けましょう。
また、お酒の飲みすぎは、熱中症の原因にもなります。

お酒(アルコール)を分化するには水分が必要で、飲みすぎは、気が付かないうちに体内の脱水を招きます。
そのため、疲れやすくなったり、熱中症の原因になったりするのです。

仕事終わりの1杯は美味しいもの(わかりすぎる…)

ですが、自分の為にも量はほどほどにしましょう^^

生活習慣

そして、とにかく、よく寝ること、休むことが大切です。

ついつい夜更かしをしたり、疲れていてもあれこれやってしまったり…

熱中症で搬送される人の多くは、・睡眠不足・朝ご飯食べてない人がダントツで多いそうです。

あなたは大丈夫ですか?

明日の為にも早く寝て、元気な一日を過ごせるように心がけましょう。

万が一熱中症カナ?と思ったら

万が一熱中症カナ?と思ったら

※絶対に一人にさせないことが大切

・涼しい場所に移動する

・衣服を緩める。特に首回り、わきの下、足の付け根等

・スポーツドリンクなどで、ミネラルと水分を補給する

 飲み物は、お茶やお酒ではなく、「水分と電解質を含んだもの」を飲みましょう。

・体を冷やす

 1)両脇の下

 2)首の両わき

 3)脚のつけ根

寒さ対策には、厚着をしたり、カイロを持ったりするように、暑さ対策も、一つではなく、色々と重ねていくことが、熱中症を避ける要因となるでしょう。

熱中症について知ろう! 第三話「熱中症になったときの対処法」で詳しく解説していますので、そちらもぜひご覧ください。

お彼岸までの長い期間、乗り切るためにも、生活習慣や仕事場での対策をしっかりとってくださいね^^

今日も一日、ご安全に!

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