事故発生都道府県
大阪府某高速道路で現場へ通勤中にて
裂傷及び捻挫
京都府の某工事現場へ向かうため、高速道路を利用し直進中、左から追い越してきた自動車が突然自車前へ割り込みしてきた。自車は衝突を回避するため、慌てて左にハンドルを切ったが、その際に自車(トラック)がバランスを崩し、立て直しが不能になり、左ガードレールへ衝突。その後、自車は横転し負傷した。
労災保険給付状況
第三者行為災害(相手がいる場合)特に、自動車である場合は、相手の保険会社(民間の保険)会社も絡んでくるが、今回は療養補償給付を対象として、治療費と薬価代は政府がいったん全額補償として、本人の負担金は0円。
口回り挫傷と腰椎捻挫、頚椎捻挫の治療の病院は治療内容が違うため、別々に申請を行い、救急搬送先の病院からの転院があったため、再度療養補償給付の申請をおこなった。
まとめ
第三者行為災害のほとんどは、相手が車であり、相手の民間の保険会社と自分の車の保険会社と関係が絡んできます。
保険の2重取りはできないので、治療に際しての労災保険を使えば、相手の民間の保険会社は使えません。(自分の民間の医療保険等は約款で給付対象であれば使えます)
また、休業補償給付に関しても、労災保険を使うと、相手の民間の保険会社からの補償は出なくなります。(自分の民間の労働不補償保険等は約款で給付対象であれば使えます)
今回は会員様のご協力もあり、書類作成もスムーズにいきましたが、第三者行為災害の際には、まずはご相談ください。
スタッフ一同、一日も早いご回復をお祈り申し上げます。

代表理事 労災保険コンサルタント
東京国際大学を卒業後、XEROXで営業力を発揮。新規開拓営業では常に上位にランクインし各コンテスト受賞歴は多数。自由に仕事をしたいという思いから起業。IT関連、建設、金融、海事や伝統工芸など様々な事業を展開し経験を重ねる。各業界の経営者、特に士業業界からのセミナー依頼を多数受ける。現在は政府の承認を得て、特別加入団体を立ち上げ活動中。加入者の相談に耳を傾けるため、産業カウンセラーの資格を得て労災関連全般の業務を執り行っている。
小さい頃から人見知りという概念が欠落しているため壁を作ることはしませんが、たまに相手の気持ちに入り込みすぎてしまうのが悩み。
人の笑顔が大好物。嫌いなものは、なぜかシイタケ。細かく切ってもわかるのが得意技。
趣味は多方面に渡り全ては書ききれませんが、特に釣りに関しては遊漁船を経営してしまうほどの釣りバカです。
日本の社会保障制度、特に労災保険は手厚い補償内容です。諸外国ではその制度さえ無いか、あっても補償内容はかなり薄い。
中小事業主や一人親方として働いている方が、仕事中の災害から経済的に身を守る唯一の手段です。この社会保険制度をもっと認知していただければと活動しています。