事故発生場所
山口県某所の工事現場にて
右足首の捻挫
内装工事を請け負い、内装装備品を解体し、一階へ降ろすために階段を下りている最中につまずいた。
転びかけた時に踏ん張った際に、右足首をひねってしまった。
大丈夫だろうとその日は仕事を続けたが、次第に痛みが増して来て、病院に行った。
傷病名は右足首の捻挫であった。
労災給付状況
労災事故の報告を受け、様式第5号を作成。
病院と院外薬局用2枚送付。
今回は大事に至らず、治療費用と薬価費用は全額補償。負担金は0円。
まとめ
このような事故でも、労災事故には変わりありません。
一人親方は、事故にあってしまうと治療や療養するための時間がとられます。その時間は働くことができないため、経済的にも負担増となってしまいます。
病院代(治療代や薬代、手術代等々)も国保ですと3割負担ですが、労働災害なら0負担です。
万が一、労働ができない状態と認定された際には、算定基礎日額の80%を5日目から国が補償してくれますので、こちらも安心ですね。
※経済的に足りない部分の補完に際しては、民間の保険や貯蓄などを検討するのも大事なことです。
いざという時に、労災保険は一人親方を守ってくれますので、個人で事業を行っている方は必須の政府管掌保険といえるでしょう。

代表理事 労災保険コンサルタント
東京国際大学を卒業後、XEROXで営業力を発揮。新規開拓営業では常に上位にランクインし各コンテスト受賞歴は多数。自由に仕事をしたいという思いから起業。IT関連、建設、金融、海事や伝統工芸など様々な事業を展開し経験を重ねる。各業界の経営者、特に士業業界からのセミナー依頼を多数受ける。現在は政府の承認を得て、特別加入団体を立ち上げ活動中。加入者の相談に耳を傾けるため、産業カウンセラーの資格を得て労災関連全般の業務を執り行っている。
小さい頃から人見知りという概念が欠落しているため壁を作ることはしませんが、たまに相手の気持ちに入り込みすぎてしまうのが悩み。
人の笑顔が大好物。嫌いなものは、なぜかシイタケ。細かく切ってもわかるのが得意技。
趣味は多方面に渡り全ては書ききれませんが、特に釣りに関しては遊漁船を経営してしまうほどの釣りバカです。
日本の社会保障制度、特に労災保険は手厚い補償内容です。諸外国ではその制度さえ無いか、あっても補償内容はかなり薄い。
中小事業主や一人親方として働いている方が、仕事中の災害から経済的に身を守る唯一の手段です。この社会保険制度をもっと認知していただければと活動しています。