事故発生場所
大阪府某所の工事現場にて
脳震盪・頭蓋骨骨折
新築の戸建て住宅の外装塗装工事のため、2階部分の足場へ上がり移動中に、誤って足を踏み外し落下。
頭部を強打し意識不明の状態だったため、救急にて搬送。
頭蓋骨骨折により入院。治療となる。
労災給付状況
病院に入院、および治療を労働災害として行うため、様式第5号を作成し、病院及び院外薬局へ提出した。
落ち着いてきたため、自宅近くの病院へ転院するため様式第6号作成。
入院治療において仕事ができない状態にあるため、様式第8号を作成。
休業補償給付の申請をおこなった。
治療費、および薬価費用は負担なし。
まとめ
戸建ての2階部分の外壁塗装のため、足場に登って作業となりますが、2階ですからそれほど高い(今回は約2.2m)場所ではないと判断してしまった結果、転落し頭蓋骨を骨折してしまいました。
私もですが、2階は慣れているためそれほど高く感じません。
しかし、そこから転落したらやはり大怪我をしてしまうでしょう。
フルハーネス義務化は、作業する方にとって本当に動きづらいものですが、仕事ができなくなっては身も負担もありません。
自分の身の安全を確保して、フルハーネスにも早めに慣れていきましょう。
一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます。

代表理事 労災保険コンサルタント
東京国際大学を卒業後、XEROXで営業力を発揮。新規開拓営業では常に上位にランクインし各コンテスト受賞歴は多数。自由に仕事をしたいという思いから起業。IT関連、建設、金融、海事や伝統工芸など様々な事業を展開し経験を重ねる。各業界の経営者、特に士業業界からのセミナー依頼を多数受ける。現在は政府の承認を得て、特別加入団体を立ち上げ活動中。加入者の相談に耳を傾けるため、産業カウンセラーの資格を得て労災関連全般の業務を執り行っている。
小さい頃から人見知りという概念が欠落しているため壁を作ることはしませんが、たまに相手の気持ちに入り込みすぎてしまうのが悩み。
人の笑顔が大好物。嫌いなものは、なぜかシイタケ。細かく切ってもわかるのが得意技。
趣味は多方面に渡り全ては書ききれませんが、特に釣りに関しては遊漁船を経営してしまうほどの釣りバカです。
日本の社会保障制度、特に労災保険は手厚い補償内容です。諸外国ではその制度さえ無いか、あっても補償内容はかなり薄い。
中小事業主や一人親方として働いている方が、仕事中の災害から経済的に身を守る唯一の手段です。この社会保険制度をもっと認知していただければと活動しています。